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2014/10/20

青森市油川・柳川~浪返/旧奥州街道680

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油川・柳川、イタリア館

 

青森市油川の柳川地区に入る。
バス停の名前が「油川下町」となっていた。

旧油川村で、油川宿のあったところだ。

油川の地名の由来は、鶴の子が野火に襲われ、
それを助けようとした鶴の親が共に焼け死んで、
その鳥の油が流れだしたことによるとの伝承があるようだ。

街道左側には、むつみ窯元がある。
青森県出身の女流陶芸家三浦幸美氏の工房と展示室である。

むつみ窯の特徴は、ほんのりピンク色のリンゴ釉と、
貝の粉で作ったほたて釉を使用した陶器とか。

今では青森名産となっている。
ここで、体験陶芸教室も開かれているとのことであった。

 

そして、街道右手にあるイタリア館。
赤レンガの洋館であるが白く塗装されている。

大正17年、イタリア人ジュセップ・ファブリーが、
陸奥湾のイワシが良質とのことで、
ここに大規模な缶詰工場を建設した。

会社名はフランコ・イタリアン会社であった。
写真は、その時の工場事務所兼住宅として使われていた建物であろ。




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油川・明誓寺

 

青森市油川字浪返(なみがえし)に入ると左側に貴船神社がある。
創建は天和3年(1683年)とのことだ。
祭神は高おかみ神、綿津見神で、水や海に関わる神だ。

油川は、羽州街道と合流する交通の要衝であり、
青森港が開かれる前は、外ヶ浜第一の港であった

 

貴船神社に並ぶようにある浄土真宗の明誓寺(上写真)。
尼僧・妙誓の庵があったところが前身とか。

この本堂は、1827年のもので、青森市最古の建造物とのこと。

この寺の境内には、イタリア館を建てたファブリーの墓がある。
台座の上に直径1メートルくらいの半球の形をしたものが据えられ、
その上に十字架が建っている。

この半球の形は、缶詰工場の蒸し釜を模ったものとか。




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油川神明宮

 

続いて、左側にある油川神明宮。
この辺は、油川宿の入口付近で、寺社が集中して建てられている。

油川神明宮は、安政2年(1855年)の記録には、
嘉永年間(1624~1645年)に再建されたと記されている由。
創建は、不詳のようだ。

油川神明宮の境内には猿田彦大神の石像と、
その両隣には猿が浮刻された石像が建立されている。

猿田彦大神は、ものごとの最初に出現、
万事最も善い方へ導いてくれる神だ。

土地開発、家業繁栄、開運、交通祈願等の神として祀られたのであろう。





詳細リンク:旧奥州街道680「青森市油川・柳川~浪返」/街道写真紀行
(青森市 油川・千刈 柳川 浪返)   1206/1410

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