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2009/08/03

那須町・大久保~陸奥国・境の明神峠/旧奥州街道25

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那須町・大久保集落

泉田の一里塚を出ると、左側に大久保の集落が見えてきた
手前の川は、芦野宿から続いている奈良川の上流である



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瓢石(ふくべいし)

旧街道左側の山沿いに石碑3柱

左端は大分風化して判り難いが、道祖紳の様だ
中央は「瓢石 勝五郎旧跡、初花清水従是二丁」とあり、右端が瓢箪の形をした石像だ

人形浄瑠璃
「箱根権現躄(いざり)仇討」の
主人公棚倉藩士、飯沼勝五郎が兄を滝口上野に殺され、
同じく上野を父の仇としていた初花と夫婦となった

仇を探している内に、足を病んだ勝五郎は、この地で療養した
その時に、慰みに山肌に刻んだのが瓢石(ふくべいし)とのこと
この背後の山肌に刻んだというが、判らなかった



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陸奥国国境、境の明神

目の前にかつての下野国と陸奥国の国境が見えてきた
現在では栃木県と福島県の県境である

境界の右の切通しの所に、松平定信が建てた領界石があった
「従是白川領」と刻まれている

また、「うつくしま、ふくしま、ようこそ福島県白河市」
と書かれた現在の大きな標識もあった

写真手前左は下野国(栃木県)側の境の明神である



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陸奥国側境の明神

国境を越えると、左側に陸奥国(福島県)側の境の明神がある
国境を挟んで、下野側と陸奥側に境の明神が2社並立している

由緒は不明で、文禄4年(1595年)に
当時白河を支配していた会津藩主の蒲生氏が
社殿を造営している

現存するのは、弘化元年(1844年)に建てられた小祠である
奥州、越後の諸大名や多くの商人、旅人の往来が盛んで
道中の安全を祈ったり、和算額を奉納したり
灯籠や碑の寄進が盛んに行われていた様だ

また、芭蕉の句碑や歌碑等も多く建立されている



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陸奥国側より見た境の明神峠

旧街道を挟んで、境の明神と反対側である
後ろを振り返って下野方面を撮影したものである

この辺に、かつては峠の茶屋「南部屋」があった
先祖は南部藩の家老であったが
金山経営に纏わる不祥事の責任を取って此処に来たと言う

切り通しの壁には大きな標識が掛かっており
「白河二所之関跡の碑」と書かれてあった

蛇足であるが、芭蕉もこの峠を越え、陸奥の国への第一歩を踏んでいる
そして、次の宿場である白坂宿から旗宿道を東に約4km程歩き
わざわざ歌枕となっている古代の白河の関跡を尋ねている

しかし7世紀半ばに設けられた白河関は
芭蕉が元禄2年(1689年)訪れた時は、廃止されて久しく、
その痕跡も判らない状態であった様だ

従って、折角訪れた芭蕉は拍子抜けしたせいか、句を残していない




詳細は下記リンクをご覧下さい
詳細リンク:旧奥州街道25「那須町・大久保~陸奥国・境の明神」/街道写真紀行
(栃木県那須町大久保~福島県白河市白坂) 0905/0908

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コメント

有名な白川の関は芭蕉の頃からもう無かったのですね。
ホームページは自分の記録やお出掛けなど残せて クリック一つで何時でも回顧できるのはとても気分が良いですね。
本は出せませんからね。
でもHitoahさんは出版できるかも知れませんよ。
私の友人のご主人は坂東札所を訪ねスケッチと文で素晴らしい本を作られました。

momoさん、今晩は
ホームページ、確かにいろいろと便利ですね。
書籍では、こうは行きませんデス・・・

写真紀行の出版の件、中山道、山陰道等を
一緒に歩いた写真仲間と具体的に検討しました。
しかし、先達がおりますし、自己負担分もありますので、
投資対効果(回収)を考え、今様子をみております。

趣味の世界ですから、自己満足でも良いのでしょうが
どなたか、そっくり原稿を買っていただければ良いのですが(・_・、)

部分的には、結構掲載されているのですよ・・・・ (・。・)


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